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ももっちぃSANUIの『1月映画の話』その3(第55話)

ももっちぃSANUIの『1月映画の話』その3。。。今日は1本(でも、長い)
  ●映画『ソーシャルネットワーク』 

          ・・・中洲太洋、ユナイティッドシネマほか
 
この映画に私なりに副題を付けるならば>>>『排除すべきモノ』であろう!

  『facebook(フェイスブック)』というバソコンの交流広場をご存じですか。
バソコンの交流広場はSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)と呼ばれています。

 日本では、『mixi(ミクシィ)』の方が有名で会員も2000万人もいるそうです。
『facebook(フェイスブック)』は、昨年末で、日本では150万人位らしいのです。

ところが、世界では、『facebook(フェイスブック)』は5億人(2010年)の会員登録者がいたそうで、新年、「映画の影響」や「北アフリカのチュニジアやエジプトなどの長期独裁政権への民衆蜂起に影響」を与えたことから、この春には、6億人に達するそうで、爆発的に影響を与え続けてているそうです。

(●右の写真は1997年に家族で行ったエジプトの『カイロ博物館』入り口です。今、この前の広場で独裁者打倒の集会とデモが行われ続けています。)ももっちぃSANUIの『1月映画の話』その3(第55話)_a0154912_11392766.jpg

 『マイクロソフト社のビルゲイツ』の次は『フェイスブック社のマーク・ザッツカーバーグ』であろうと言われています。1月21日の西日本新聞夕刊の記事に『facebook(フェイスブック)社の資産価値は2兆円』と書かれていました。彼は、まだ29歳。

『facebook(フェイスブック)』をマーク・ザッツカーバーグは、何故作ったのか、どういう風に出来たのか、どういう問題があったのか、どういう風に爆発的広がりを見せているのかを、『裁判をとおして』映画化しています。
『パソコンお宅の自叙伝的映画』のくせに映画手法としては、上手い視点から攻めていました。


 ももっちぃSANUIの『1月映画の話』その3(第55話)_a0154912_11435516.jpgマークは、2003年、ボストンのハーバード大学で『彼を振った彼女』の悪口を書き込んで、それを「大学の寮内のみんなに言いふらしてやろう」と悪戯を考えた。
 しかし、悪口だけなら、誰もナカナカそのページを観てくれないかもしれないと思い、他の寮(や遂にはハーバード大学まで)にハッキング(情報無断盗用)に成功し、女性の顔写真付き氏名出身校などを2枚ずつ掲載して、比較させて争わせるサイト(広場)を作って、みんなに流したところ、学内で爆発的ヒットしてしまい、当然のことながら、大学当局の処分を受ける。

 (●写真2枚は2007年に行ったハーバード大学構内!!ただし、私らは留学ではありません。生協にも寄りましたし、ランチもしましたが、観光!見学のみ!)
 ももっちぃSANUIの『1月映画の話』その3(第55話)_a0154912_11442748.jpgしかし、ハーバード大学が、ハッキングに遭うと言うことは凄いことであったわけで、マイクの天才ぶりが披露された。
 が、それを切っ掛けとして、いろんな人が集まってきて、まじめな、『実名付きの顔写真付き』のサイト『ザ・フェイスブック』が出来上がり、アメリカの大学ばかりか全土に広がり、世界に広がり、『facebook(フェイスブック)社』が立ち上がる。 

 
アメリカンドリームは「一発逆転、一旗揚げる!夢」ですが、映画館はほぼ満杯で、若者が多く来ていました。
 企業が起業してから後にぶち当たるいくつかの壁を排除しなければ進めないことも、この映画が教えていました。


 地味そうですが、アカデミー賞の選考委員の好きそうな映画でした。『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』に続く『デヴィッド・フィンチャー監督』が、「裏切り者、危ない奴、億万長者」として「排除すべきモノ」を映画化してくれていました。
 長期独裁政権も『排除すべきモノ』なのですね!

by sanuimomochi | 2011-01-30 13:31 | 映画の話